

・アジングのような繊細な釣りはライン選びは重要?
・ラインの種類はなにがいいの?
・アジングのライン選びは重要だよね!
・アジングなどのライトゲームはエステルラインがあるけど初心者にはなかなか扱いにくいよ。
・それぞれのラインの特徴と初心者にオススメのラインを紹介するね!

ポイント
・ライトゲームには特別なラインが必要なの?
・初心者に扱いやすいラインは?
今回は、ラインについてご紹介します。
アジングのような小さなあたりを見分ける必要がある釣りは特に重要です。
特に、これからアジングを始めようとする方など、何を選んでいいかわからないかと思います。
一度巻いてしまえば、なかなか変えることがないかと思います。
私も最初のころはラインがあっているのか自問自答していました(笑)
ラインにはそれぞれ一長一短ありますが、今回は失敗しないライン選びについて、必要なラインの種類と特徴をご紹介します。
■ラインについて知ろう
ラインは太いほうがいいのか、細いほうがいいのか・・・
細ければ切れやすく、太ければ切れにくい これは当たり前ですね。
アジングのスタイルによってライン選びは変わります。
ラインにはそれぞれ一長一短があって「これを使っておけば完璧」みたいなものはありません。
そのため、自分がどんな釣りをするのか、どんなことをやりたいのか決めて、素材を選ぶ必要があります。
このため、ラインの特徴を知ることは、今後釣りを行う上で大変重要なポイントです!
■アジングで求められるライン条件
①比重
ラインごとに大まかな比重があります。(比重は1.0を基準として、高ければ沈み、低ければ浮きます。)
比重を知ることで、着水時のラインのなじみ方がちがい、狙える層が変わってきます。
基本的に、ボトム付近を狙うことを想定し、比重のあるラインを使う必要があります。
②感度
アジングは0.1g単位で仕掛けをくみます。
また、ワームを飲み込むときにあたりを感じとる必要があります。
このため、小さいあたりを明確に感じ取る繊細なラインが必要となります。
③操作性
基本的な動作は、餌釣りと違い、キャスト→フォール→アクションを繰り返します。
また、仕掛けも小さいため、アジングにライントラブルはつきものです。
このため、特に初心者の方は、ライントラブルに注意する必要があり、ライン選びに最も重要な条件と言えます。
■ラインの種類
①ナイロンライン (使用号数0.3~0.6号)
釣り用のラインとしては最もポピュラーなラインです。
価格も安いためあらゆる場面で使われています。
柔らかく伸びること、比重が軽めなので表層を狙う場合は最適なラインですが、アジングにおいては、ラインが浮いてしまうことや伸度が高いため、あたりがぼけて正直アジングにむいていません。
ただしライントラブルは少なく、トラブルレスに釣りをしたい初心者の方は使ってみてはいいかと思います。
②エステルライン (使用号数0.2~0.4号)
アジング以外ではなかなか使わないラインです。
下の表の通りフロロカーボンとPEの中間の伸度と比重を有しており、まさにアジングの為のラインと言っていいでしょう。
唯一の弱点は強度が極端に弱いとことです。
伸度がない分、好感度なっており、ドラグ調節をうまくやらなければなりません。
またラインが硬いため、巻癖や折れ目がつきやすく、ライントラブルがつきものです。
アジング上級者向けのラインです。
③PEライン (使用号数0.06~0.4号)
伸縮性がなく、縦の強度に強く、感度に優れているラインです。
エステルラインのように急なテンションで切れることはありません。
このため、他のラインと違い極端に細い号数を使用することが出来ます。
このほか空気抵抗も少なく飛距離も出せます。
ただし比重が軽いため、ラインが水に浮きやすく、ボトム付近のアジを狙えません。
擦れにも非常に弱く、風や潮の流れにもひどく影響を受けます。
④フロロカーボンライン (使用号数0.3〜0.6号)
ハリがあって硬く、横すれ、磯等での根ずれに強いです。
比重が重く、素早く沈むのでボトムを探るは優れています。
また縦の強度もあることから、感度もいいです。
その反面沈みやすいことから、表層から中層を狙う際は、慣れが必要です。
エステルラインと同じく、ラインが硬いため、巻癖や折れ目がつきやすく、ライントラブルがつきものです。
【早見表】
ナイロン | エステル | PE | フロロカーボン | |
比重 | 1.14 | 1.38 | 0.97 | 1.78 |
伸度 | 25.5% | 21% | 3.5% | 24.5% |
感度 | 標準 | やや高い | 高い | やや高い |
ライントラブル | 少ない | 多い | やや多い | 多い |
操作性 | 標準 | 高い | 高い | やや高い |
柔軟性 | 柔らかい | 硬い | しなやか | 硬い |
価格 | 安い | 高い | 高い | やや高い |
リーダーシステム
メインラインにPEライン、エステルラインを使用する場合、それぞれの欠点を補うためにリーダーをつける必要があります。
これはジグヘッドを直結した場合、それぞれの欠点を補うことを目的としています。
・PEライン → 擦れ(摩擦)に非常に弱い、魚にラインが見えやすい
・エステルライン→ 強度(急激なテンション)が弱い、魚にラインが見えやすい
※ナイロン、フロロは直結できますのでリーダーの必要はありません。
初心者向けラインの決定版
ライン選び
結局どのラインが1番いいかという点については、釣り場、環境に左右され、本来は一番適したラインを選ぼうとすると都度違うということです。前回ご紹介の通り、4種類のラインを比較した場合、それぞれにメリット、デメリットが存在します。アジングを経験していく中で、自分の中で決めていくものです。このため、今回はあくまで、初心者の方が最初に選ぶべきラインをご紹介します。
それは 『ナイロンライン』 です‼︎
1番重要視する点はラインの扱いやすさです。アジング未経験者(釣り初心者)の友人を連れてアジングに行った経験が数回ありますが、やはりライントラブルはつきものです。釣果以前に夜釣りでライントラブルが頻発すると、やっている本人のやる気が下がり、いい思い出にはならないですよね。正直、キャストしている時間よりもライントラブルの時間が多いなんてことも経験上ありました。ナイロンラインの一番の強みはライントラブルの少なさです。操作性、感度に尖った性能はありませんが、扱いやすさの面では非常に初心者向けのラインと言えます。
メリット1 リーダー不要
次にあげられるメリットはリーダーシステムが不要な点です。前述の通り、PEラインやエステルラインをメインラインに使用した場合、リーダーを使用する必要があります。シーダーはハードルが高く、正直、私もいまだにリーダーを組むのが億劫なくらいです。なれてしまえばいいのですが、ジグヘッドの直結できるのは非常にメリットです。
メリット2 価格
4種類の中で一番価格が安価になります。ライントラブルが多いと絡まるたびにめんどくさくなってラインを切って解決したり.. 正直どんどんラインが少なくなっていくこともしばしばです。ライントラブルが少なく、安価となれば、なるべく費用をさえたい初心者の方にとっては十分なメリットではないでしょうか。
終わりに
正直、アジングにあまりお勧めされないラインがナイロンラインではあります。ですが、初心者の方にはぜんぜん許容範囲のデメリットと考えることもですきます。やはり釣りをする際、一番嬉しいのは魚が釣れることですが、ライントラブルの多い5匹とストレスフリーな1匹はどちらがいいでしょうか。私はナイロンラインの最大の長所である扱いやすさは初心者の方の一番の武器になると考えています。